私が独身の頃、病院で働いていた経験があります。
栄養士さんとも一緒に仕事をしていたため、健康のために必要な食習慣について頭では理解していました。
しかし、実際に働き始めると、私の食生活はまったく理想とはかけ離れていました。
朝は、昨日の疲れから早起きできず、急いで家を出るためにコンビニのおにぎりを1個買って出勤するのが日課でした。
もちろん、それだけではお腹が持たないので、仕事中にお腹が空いてくると、コンビニでお菓子やパンを買って食べていました。
昼食はというと、外勤の途中で見つけた定食屋などで済ませることが多かったです。
当時、私はタバコも吸っていたので、灰皿があるコンビニに寄ってジュースなども一緒に購入していました。
夜になると、誰かと居酒屋に行くことが頻繁にありました。
そこで食べ飲みするのが日常となっていました。
さらに帰宅後には、また飲みなおすこともありました。
このような生活を続けていたため、食費だけで1日約5,000円近くかかっていたのです。
計算すると、週に25,000円、月に10万円ほどになっていました。
これはかなりの金額であり、独身の月平均食費が約44,000円と考えると、私の場合はその倍以上かかっていたことになります。
ちなみに月に10万円の食費というのは、5人家族の平均食費に相当します。
このような状況では、当然貯金なんてできるはずがありません。
さらに、健康診断でも不調を指摘されることが増え、貯金はできず、体調も悪化していくばかり。私はこの生活を続けることで、心身ともに最悪の状態に陥っていました。
そんな私が食生活を改善するきっかけとなったのが、「やることリスト」の作成でした。
元々、このリストは週末にやるべきことを忘れないようにメモするためのものでしたが、そこに食事の予定も書き込んでみることにしたのです。
リストに書き出してみると、食事にもお金と同じく「流れ」があることに気づきました。
それは「予定」「準備」「活用」の3つのステップに分けられます。
まず、「予定」は食べたいものや外食の予定を立てる段階です。
この段階で、無計画にお金を使わないようにする意識が芽生えます。
次に「準備」ですが、これは買い物や調理を行うステップです。
計画的に必要な食材を買い揃え、効率よく調理することで、食材の無駄を減らし、食費の節約につながります。
そして最後に「活用」、つまり、用意された惣菜や食材を使って食事を楽しむ段階です。
このステップで、無駄なく食材を使い切ることで、余計な出費を防ぐことができます。
この3つのステップを意識することで、私の食生活は次第に改善され、健康面でも金銭面でも良い効果が現れました。
食生活を見直すことで、無駄な支出を減らし、健康を維持することができる。
これが「食生活を制する=貯金を制する」という考え方の実践です。
いかがでしょうか。単なる食事でも、積み重なると大きいと感じませんか?
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